矜持について

夏は何かのアニメかのような青い空が見える。緑も濃くなる。まるで青春映画の主人公になったような気分になった。

一番好きだったのが早朝と夕方。

昔の人が和歌に詠む気持ちがよくわかる。

圧倒的に美しいものを見ると人の心は浄化される。そこに卑屈になる余地は無い。

電話ボックスも標識もそこに歩く人も、京都にあるとそれが違うものに見えるのは不思議。

夏は暑い。冬は寒い。人は厳しい(とかそうでもないとか。個人的には京都の人はユーモアに富んでいて大好きです)道は狭い。家はまるで隣とくっついているよう!街は観光客だらけ。

それでも空がきれいだから。自然が美しいから。1人でも1人が充実する。

京都に住んでいる人間の矜持、というものはそういうところから来る気がしました。

大変さが9あっても1の誇れるものがほかのすべてを凌駕する。たぶん矜持があれば人は頑張れる。

燃えるような紅葉は、青い空に映えて、

曖昧な生き方は出来ないと思わせる不思議な力を持っていました。

 

スガ

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